生活水準の低下を元に戻せ!

この日は家(アパートの一室)の大掃除。散らかり放題の部屋。意味も無く展開されたコタツ・テーブルを分解し、ゴミ箱へ。これだけでも結構広くなった。棚の中は無造作に積み上げられた、ゴミの混沌とした巣窟へと変貌、ダンジョンと化していた。一つ一つ丁寧に選りすぐられる。ところどころにお宝の気配が。あけてみるとポリゴミブクロ、ねりはみがき、タオルや洗剤などが手に入った。いざ片付けてみると捨てるものが続々と掘り起こされる。床には乾いた米がばら撒かれている。干からびた米がカカトと心に容赦なく突き刺さる。床に置かれた健康食品をどかし、鍋や電池を虐げ、掃除機にてマキビシ共を撤去した。
床は本来あるべき快適さを取り戻し、痛みを伴っていたカカトも今は穏やかに暮らしている。その夜、日吉の無印に鏡を買いに行く。店にいるときは気がつかなかったが、その鏡が思いのほか大きい。小さなアパートには不自然なその鏡は、家の中でも異彩を放っている感じ。無印色が木造アパートの持つ色彩とうまい具合にかみ合っていることを考えても、どうにも景色と一体になってはおらず、慣れるにはもう少しかかるかもしれない。置き場を検討していきたいものだ。あとは次の日も休日なので、無心にぐーたらする。なんか有意義な一日だった。今日得たものは多い。